夏の旅 2!07.8.15

P1010188 東北の旅で、印象に残ったのは…

山形の出羽桜美術館の李朝家具もすばらしかったですが、対にある斎藤真一心の美術館の絵が、すばらしかったです。盲目の女の人達が2・3人で三味線で弾き語りながら、東北地方の農村を回る、『ぜぜ』と言う人たちを描いた絵画でした。なにせ描かれている女の人が暗い印象で、その暗さが何でこんなに暗いのか、女の人の目に、どんどんのめり込んでしまいました。目が離せない、心に残る絵画でした。この辺で斎藤さんの絵画を見られるのは、若狭の若洲 一滴文庫(水上 勉さん)でしょうか?一見の価値ありです。

それと山形の銀山温泉です。山奥のどんつきの、車が入れない温泉地でした。しろがね湯という共同浴場に入りました。モダンな作りの小さい浴場でした。お湯に湯の花が浮いていて、薄い乳白色で、まったりしていて…久しぶりに温泉らしい温泉に入りました。今度は温泉宿に泊まって味わいたい!そんな所でした。

最後は、栃木の益子参考館です。展示品は浜田庄司の作品や収集品、民芸運動の友人たちの作品、仕事場だった工房、登り窯です。展示場が石蔵の中や大きい茅葺屋根の民家(浜田庄司の住居)でした。民芸運動の精神や心に触れ、浸る事ができました。そこかしこが絵になりながら、日常を感じさせる、私たちも生活に取り入れたい、落ち着いた空間でした。